2020年度
今日は、タイヤについてのお勉強!!
2020-05-18
こんにちは、可児店の安藤です。
三菱自動車工業の決算が明日発表されますね。コメントはしませんが。
トヨタ自動車でさえ厳しい感じですが、未来に対して投資するというのを見た気がします。トヨタ自動車は、販売チャネルの統一とか、車種を絞るとか先を見据えた動きをしているので、トヨタ内での競争は激化するかもですね。トヨタ自動車の街を作る構想もあるので、今後がどうなるか注目です。
今日は、今月のおすすめのもう一つの「タイヤ」について勉強したいと思います。20年以上勤めていますが、意外に知らないこともあったりしますので、なんとなくの知識として持っていると今後の役に立つかと思います。
タイヤをよく見てもらうと、タイヤの側面(サイドウォール)にいろいろな情報がかかれていますので見ていきましょう。
、。、。、。、。、。、。
赤枠の部分ですが、
165/55R15 75V
と書いてあります。
165 ・・・ タイヤ幅(mm)
55 ・・・・ 偏平率(%):タイヤ幅に対するタイヤの高さの比率のこと
R ・・・・・ ラジアルタイヤ
15 ・・・・ リム径(インチ)
75 ・・・・ 荷重指数 :タイヤが支えることができる最大負荷能力(kg)のこと。75は387kg。
V ・・・・・ 速度記号 規定条件下で走行できる最高速度のこと。Vは240km・h。
一般的なタイヤは上記のような表記が多いと思います。ちなみにこれは、ekクロススペースのタイヤです。
次は、上記写真の赤枠の部分のスリップサインです。
サイドウォールの△マークの延長線上にスリップサインがあります。スリップサインの高さは1.6mmで、これがトレッド面まで露出したらタイヤ交換が必要です。実際には、その前からブレーキ時の制動距離が伸びるなど、タイヤの性能劣化が始まるので早めの交換がオススメです。ちなみに1ヵ所でもスリップサインがでたら、使用してはいけないことが法律で定められています。
この赤枠はスタッドレスタイヤにだけあるマークですが プラットホーム と言います。スタッドレスタイヤには、スリップサインのほかにプラットホームという、タイヤ溝が残り50%となったことを知らせる突起がタイヤ溝にあります。スタッドレスタイヤは50%摩耗すると氷雪路性能が引き出せなくなるので、プラットホームが表れたらタイヤ交換が必要です。
よく、プラットホームが出たスタッドレスタイヤを夏タイヤとして履いている方がいますが、梅雨時期など雨降りの制動距離が伸びたり、スリップする原因となりますので、夏タイヤへの交換をおすすめします。
次の赤枠は、タイヤの 製造年週表示 になります。ゴムが凹んだ部分の文字列の下4桁の数字が、タイヤの製造された「年」と「週」を表してます。4桁の数字のうち、下2桁が西暦の下2桁、上2桁が週を表しています。「0620」は2020年の6週目(2月の3日~9日)当たりに製造されたことを表しています。ここを見れば、いつ頃購入したタイヤかわかりますね。
こんな感じでタイヤのサイドウォールでいろいろなことがわかるんですよー。
ここで、タイヤを長持ちさせるポイント
1.タイヤの空気圧を、月に一回はチェックして適正な空気圧を維持する。
2.定期的(5,000キロ走行目安)にタイヤのローテーションをする。
この2点がタイヤの長持ちさせる肝かと思いますので、定期的に土岐三菱に入庫しないといけないですねタイヤローテーションは費用が発生しますが、空気圧の調整は無料でやりますよー。
どうです?少しは参考になればいいですが。